性欲減退?肝機能障害?フィンペシアの副作用について解説

公開日
2019年3月25日
更新日
フィンペシアの副作用は性機能の低下や肝機能障害

「フィンペシアにはどんな副作用がある?副作用が起こったらどうしたらいい?」
「ミノキシジル外用薬との併用で影響ある?」

個人輸入でプロペシアよりも安く買えるAGA治療薬のフィンペシア。しかし、実際に買うと添付文書が付いておらず、個人輸入代行サイトの商品ページを見ても、飲み方と注意が簡単に書かれているだけ……。ちょっと不安ですよね。

フィンペシアは、プロペシアと同じ有効成分が含まれている薬です。そこで、プロペシアの添付文書をもとに、フィンペシアの副作用について見ていきましょう。

この記事では、フィンペシアの副作用の症状や、ミノキシジル外用薬との併用による副作用について解説。フィンペシアを使いたいあなたの不安を解消します!

フィンペシアの副作用として性欲減退やEDが起こる可能性アリ


プロペシアの添付文書では、副作用として、性欲の減少勃起機能の低下など、性機能に関わる症状が挙げられています。これら性機能に関する副作用が起こる確率は、1%から5%と記載されています。

1%から5%というのは、頻度は低いといえるので、必要以上に心配しなくていいぞ。

男性ホルモンが抑制されることが原因?


フィンペシアを使うと、性欲が落ちる場合があります。ただし、詳しい原因ははっきりとしていません。成分であるフィナステリドが男性ホルモンに影響を及ぼし性欲減退を引き起こすのではないかと考えられています。

また、フィンペシアを服用することで、性交に十分な勃起ができなくなるED(勃起不全)が起こる可能性もあります。

勃起は、陰茎内の海綿体の血管が広がり、血液が充満することで起こります。男性ホルモンが低下すると、血管の拡張に必要な一酸化窒素合成酵素が抑制され、勃起機能が低下してしまうのです。

フィナステリドによって、血中の男性ホルモン濃度が低下し、EDが悪化したという報告もあります。

前立腺に影響して精液量が減少することも

精液の量が減るイメージ画像

フィンペシアを服用すると、精液の量が減る場合があります。

精液の構成要素の1つである前立腺特異抗原(PSA)は、ジヒドロテストステロンが前立腺に働きかけることで作り出されます。フィナステリドが、ジヒドロテストステロンの生成を抑えることでPSAの分泌量が減り、精液量が減少してしまうのです。

性欲減退やED、精液量の減少が起こる確率は1%から5%です。頻度は低いため、過度に心配する必要はありません。これらの症状が起こったら、フィンペシアの服用を中止し、病院で医師の診察を受けることが重要です。

フィナステリドの重大な副作用として肝機能障害が報告


フィナステリドの重大な副作用として、肝機能障害が報告されています。他にも、海外の臨床試験では、発疹男性不妊症乳房肥大など、さまざまな症状が確認されています。

肝機能障害の主な症状は、発熱、発疹、黄疸などです。フィンペシアを飲み始めてから、体のだるさを感じたら、肝機能障害が起こっている可能性があります。

また、国内の臨床試験では確認されなかったものの、アメリカの臨床試験では、以下の症状が報告されています。

フィンペシアによる頻度不明の副作用
種類 症状
過敏症
  • 瘙痒症
  • 蕁麻疹
  • 発疹
  • 血管浮腫
    (口唇、舌、咽喉及び顔面腫脹を含む)
生殖器
  • 血精液症
  • 男性不妊症
  • 精液の質低下
    (精子濃度減少、無精子症、
    精子運動低下、精子形態異常等)
肝臓
  • 肝機能障害
  • AST(GOT)上昇
  • ALT(GPT)上昇
  • γ-GTP 上昇
その他
  • 乳房圧痛
  • 乳房肥大
  • 抑うつ症状
  • めまい

プロペシア錠 添付文書 | MSD製薬:PDFを参考にしました。

これらの副作用は、日本人の患者を対象にした臨床試験では確認されていません。万が一、こうした症状が出た場合は、すぐにフィンペシアの服用を中止し、医師の判断を仰ぎましょう。

フィンペシアとミノキシジル外用薬は併用してもOK!


フィンペシアとミノキシジルを併用しても、副作用が強くなることはありません。

フィンペシアは、ジヒドロテストステロンの生成を抑える薬です。一方、ミノキシジル外用薬は、髪の毛の元となる毛母細胞(もうぼさいぼう)を刺激し、発毛を促す薬です。作用のしかたが違うので、併用により副作用が強くなることはありません。

プロペシアとミノキシジル外用薬の併用は、AGAの治療効果が高まるため、日本皮膚科学も推奨しています。また、多くの病院やAGA治療専門のクリニックでも、フィンペシアとミノキシジルの両方が処方されます。しかし、2つの薬を併用することで起こる副作用は報告されていません。

このことから、プロペシアと同じ効果のフィンペシアも、ミノキシジルと併用しても問題ないと考えてよいでしょう。

ミノキシジル外用薬の副作用

ミノキシジル外用薬は、副作用として以下の症状が出る可能性があるので、注意が必要です。

ミノキシジル外用薬の副作用
関係部位 症状
皮膚
  • 頭皮の発疹・発赤
  • かゆみ
  • かぶれ
  • ふけ
  • 使用部位の熱感
精神神経系
  • 頭痛
  • 気が遠くなる
  • めまい
循環器
  • 胸の痛み
  • 心拍が速くなる
代謝系
  • 原因のわからない急激な体重増加
  • 手足のむくみ

リアップX5プラス | 大正製薬:PDFを参考にしました。

ミノキシジル外用薬を使用してこれらの症状が起こったら、使用を一旦中止し、医師に相談しましょう。

まとめ

フィンペシアを服用することで、性欲減退や勃起機能の低下、精液量の減少が起こる可能性があります。また、重大な副作用として、肝機能障害が起こる場合もあるので注意しましょう。海外では、発疹や男性不妊症、乳房肥大といった症状も報告されています。

フィンペシアとミノキシジル外用薬を併用することで、副作用が強くなることはありません。ただし、ミノキシジル外用薬には頭皮のかゆみや頭痛、体重増加といった副作用があるので注意しましょう。

副作用が出る頻度は低いので、過度に心配する必要はありません。もし、フィンペシアを飲んで身体に異常を感じたら、服用を止め、医師に相談しましょう。

参考文献・サイト